ラクトバチルス属とは

はじめに

乳酸菌はラクトバチルス属(ラクトバシラス属)、エンテロコッカス属、ラクトコッカス属などに分類できますが、ラクトバチルスにはどの乳酸菌が属し、どのような作用をもっているのでしょうか。 この記事では健康や食生活との関わりが深いラクトバチルス属の乳酸菌をまとめます。

ラクトバチルス属の乳酸菌

カゼイ

NY1301株は酸に強く生きて腸に届いて腸で増えやすく、培養試験では善玉菌が20倍に増え、悪玉菌は4割減少した。 シロタ株は人の排泄物を分析した試験で生きたまま腸に届き、ビフィズス菌を増加させて大腸菌群を減少させ、発がん作用がある有害物質であるインドールの生成を抑えることが確認されている。

ブルガリクス

2038株はブルガリア由来で、サーモフィラス菌とともにヨーグルト作りに使われている。 また1037R-1株はインターフェロンの増加を介してNK細胞を活性化し、インフルエンザ予防に役立つ。

アシドフィルス

主に小腸に住みついて悪玉菌の増殖を抑えるとともに、ビタミンの一種であるビオチンの生成にも関わっている。 抗菌作用があり、胃炎や胃潰瘍を引き起こすピロリ菌や、食中毒を引き起こす病原性大腸菌などを阻害する。

ブレビス

NTM003株はプリン体の吸収を抑え、尿酸値を下げる効果をもつ。KB290(ラブレ菌)は漬物のすぐきにいる植物性乳酸菌で、インフルエンザ罹患率を下げる。

ガゼリ

CP2305株はストレスによって出るホルモン「コルチゾール」の分泌を抑制し、またストレスに対する脳の反応を低下させ、自立神経の活動を正常化する。

ブフネリ

SU-6は鮒ずしの米から発見された植物性乳酸菌で、マウスの実験においてアトピー性皮膚炎の炎症を抑制し、IgE抗体の産生を減少させ、I型アレルギー(即時型アレルギー)を軽減することが確認されている。

アミロボラス

CP1563株は脂肪燃焼を促し、体脂肪、LDLコレステロール値、血糖値、尿酸値を減少させる。

まとめ

ラクトバチルス属の乳酸菌ははっ酵乳作りに使われる菌と植物性乳酸菌がいて、腸、免疫、代謝などに役立っています。