乳酸菌で肌を綺麗に

はじめに

乳酸菌を摂取したり、乳酸菌が作った成分を肌に塗ったりすると、肌がきれいになるといわれていますが、どのような効果があるのでしょうか。 この記事では乳酸菌やその発酵エキスが肌に与える影響をまとめます。

乳酸菌の保湿作用

ラットや人での実験により、加熱したSBL88乳酸菌を摂取すると自律神経のバランスを整え、肌からの水分蒸発量が減少することが2014年にプレスリリースされました。

20~50代の男女10名がSBL88乳酸菌50mgを2ヶ月摂取したところ、頬からの水分蒸発量が8割程度に減り、頬の水分量が1.4倍程度になりました。 またマウスの実験で、SBL88乳酸菌を摂ったマウスは皮膚動脈の交感神経活動が抑制され、皮膚の血流量が増加していました。

これらよりSBL88乳酸菌を摂り、交感神経の活動が抑制されて皮膚血流が増加したことが、肌の保湿につながったといえます。

それではなぜ血流が増えると肌の水分が保たれるのでしょうか。 交感神経は自律神経の一つで、交感神経が収縮すると皮膚の血管が収縮する仕組みです。

血液は肌の細胞に酸素や栄養を送っているため、血流が低下すると肌の新陳代謝が落ち、肌表面で水分蒸発を防いでいる角質層が弱くなります。 そのため血流が良くなると肌の水分が保たれると考えられます。

乳酸菌が作る成分を化粧品に活用

乳酸菌によって作られた成分は化粧品にも配合されていて、ある大手メーカーが手がけたきっかけは乳酸菌飲料の瓶を洗う方の手肌がきれいだったからです。 化粧水やクリームなどの基礎化粧品はもちろん、クレンジングや洗顔料から、化粧下地クリームやファンデーションといったメイクアイテムまでそろっています。

乳酸菌発酵エキスは肌にある天然保湿因子に似ており、肌の水分を保ちます。また乳酸菌によって、化粧品に配合するヒアルロン酸を作ることができます。

ヒアルロン酸は1gに6Lの水分を含む物質で、肌のうるおいを保っていますが、加齢につれて減少します。 ヒアルロン酸の量は20歳で0歳時の2/5ぐらいに減り、60歳になると0歳時の半分程度になるのです。 乳酸菌で健康と美容を手に入れましょう。